spring&summer

CARE GUIDE

春夏の帽子のお手入れ

日差しも強く、汗もかきやすい季節におでかけのお供となりお使いいただいた夏の帽子。シーズンが終わりクローゼットに仕舞う前にお手入れを。よりよい状態で保ち、また来年。そしてまた来年と長くご愛用いただけますように。ご家庭でできるお手入れ方法、オフシーズンの帽子の保管方法をご紹介いたします。

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天然素材の帽子の基本のお手入れ

<ラフィア、ストロー、バオ、アバカやペーパーなどの帽子>

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用意する道具 / 豚毛ブラシ(洋服用ブラシでも可)、タオル2枚、ガーゼ。
頑固な汚れがある場合は中性洗剤(食器洗い洗剤でも可)と小さなボウル。


①ボディのお手入れ
帽子全体を帽子用のブラシまたは洋服用ブラシ(豚毛が適しています)で優しくブラッシングします。
帽子の網目に入り込んだ埃をかるく払うイメージで。
汚れが気になる場合は濡らして硬くしぼったタオルで拭きます。

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②すべりの汚れ落とし
帽子の内側の額に当たる部分の「すべり」は汗やファンデーションなどで汚れやすい部分。
ぬるま湯につけて硬く絞ったタオルで拭き取ります。
※すべりは縮みやすいので濡らし過ぎにご注意ください。

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それでもとれない頑固な汚れのおとし方

台所用洗剤などの中性洗剤を10倍の水で薄めたものをガーゼに少量含ませ汚れをおとしていきます。

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乾いたきれいなタオルをすべりの裏側にあて、洗剤をふくませ硬くしぼったガーゼでかるくたたいて汚れをおとします。
※洗剤が帽子につかないようにご注意ください。

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汚れがおちたら、きれいな水につけて硬くしぼったタオルですべりを挟みこみ拭きあげます。

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③乾燥
すべり部分と、帽子全体を日陰で自然乾燥させます。

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※天然素材の帽子は水分に弱いので、全体の水洗いは厳禁です。湿気で湿ったままの放置や天日干しは避けましょう。

布帛素材の帽子のお手入れ

必ず帽子についている洗濯表示記載を確認の上、洗える表記の帽子は可能な限り、リボンなど装飾を外してからお洗濯を行なってください。
生成りの生地や淡色については、変色の恐れがあるので無蛍光洗剤の使用をおすすめします。軽い押し洗い、またはネットに入れ洗濯機の手洗いコースにて優しくお取り扱いください。洗濯後は、タオルで水分を拭き取り、帽子の内側にタオルを入れ水分を吸い取ります。シワを伸ばし形を整えて陰干しにて乾かしてください。その際、内側にタオルを入れておくと型崩れ防止にもなります。
アイロンを当てる場合は、必ず当て布をしてください。

オフシーズンの帽子の保管方法
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型入れしている帽子は、形・つばの形状がくずれないように、内側に薄紙や柔らかな布などを入れ、形を整えます。

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不織布の袋に入れたり、薄い布をかけるなどして埃からガード。
通気性が大事なので、ビニールの袋は避けましょう。

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直射日光を避け、湿気のこもらない平らな場所に保管します。また来年!
帽子専用の収納箱もあるので、入れていただくと型崩れの心配がなく安心です。

折りたためる帽子や、布帛の帽子でも長期保管は、内側に紙などを詰めて形を整えた状態の保管をおすすめしています。
折りたたんで収納していた場合、たたみシワがついてしまいますが、着用していくとのびます。気になられる場合は水を入れた霧吹きでシワの部分を少し濡らし、手で優しく押してあげるとシワがのびます。※濡らしすぎないようにご注意ください。
長期保管の際は、畳まずに内側に薄紙や柔らかい布を入れ形を整えて保管することをおすすめします。
水濡れが好ましくない素材もありますので、ご質問がありましたらご遠慮なくアトリエまでご連絡くださいませ。

お直しについて

永くお使いいただけるように、すべりの交換・帽子のほつれ・型崩れのなどのお直しを有償にて承っております。
※額にあたる すべりは長年使用しますと汚れが気になりますので交換をおすすめ致します。
お気軽に、アトリエまでご相談くださいませ。
お問合せはメールにて承ります。